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本物へのこだわり
内田工務店の数寄屋建築は、京都で数々の宗匠に御出入りの建築家とコラボし、本物の茶室をご提案しております。
本物の仕事にこだわり、京都より左官・建具・表具・畳・洗い等の各職方を招き、関東にあっても本場に劣らない確かな技術で施工しております。
本格的な茶室の新築、和室を茶室へ改修、水屋の設置、炉を切る等、様々なご要望にお応えいたします。
関東の数寄屋建築は神奈川の内田工務店。流派を問わず、お問い合わせください。
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故 安井清氏との出会い
故 安井清氏
代表の内田が数寄屋建築を学ぶきっかけとなった出会いについてお話しいたします。
宮大工として自信がつき、もっと腕を磨きたいと思っていた30才の頃、故 安井清氏との出会いがありました。
安井清氏は、国宝の桂離宮、如庵、待庵などを手掛けられた京都の安井杢工務店で副社長を務められた方です。はじめてお会いしたのは数寄屋建築についての講演でした。
その後、安井清氏は、数寄屋建築を若手に教えるための学びの場として、清塾(せいじゅく)を立ち上げられ、京都で実践の場として、数寄屋建築の修理の機会を与えていただきました。
現場での作業、建物見学等で数多くの数寄屋建築を案内をしていただき、数寄屋建築の基礎を学ばせていただきました。 -
茶道との出会い
鶴岡八幡宮での巴会にて
数寄屋建築の勉強を始めたころ、「宮大工をしてるなら、お茶のいただき方を勉強された方がよい」との勧めをいただき、茶道を習い始めました。
お茶のいただき方を教えていただく程度の思いで習い始めた茶道ですが、次第に茶道の奥深さに興味を惹かれていきました。
昨年の5月には、鶴岡八幡宮で開催されているお茶会(巴会)にて、初めて人前にてお点前をさせていただく機会をいただきました。緊張の連続で頭が真っ白になり御点前を間違えてしまったり、自分の未熟さを痛感した次第です。
また、昨年より表千家神奈川男子同好会に参加させていただくこととなりました。まだまだ若輩者ではございますが、茶道の勉強に精進していく所存です。 -
才門俊文氏との出会い
才門俊文氏のYouTubeチャンネル
京都の数寄屋建築の専門家である才門俊文建築設計事務所 所長の才門俊文氏との出会いは、横須賀市にある自得寺本堂の改修工事の仕事を依頼されたご縁からです。
才門俊文氏は、茶室研究の第一人者である中村昌生氏のご紹介で山本隆章棟梁※の元で学ばれた数寄屋建築の専門家であります。
才門俊文氏には、京都での勉強会等で学ばせていただくだけでなく、これまでに何件かの数寄屋建築の工事をご依頼いただきました。
特に本物の仕事にこだわり、多くの職人を京都より招いた現場で共に仕事をするという貴重な経験をさせていただき、笛吹流の数寄屋建築を学ばせていただいております。山本隆章氏は、表千家不審菴出入大工であった笛吹嘉一郎氏の元で学ばれた京都を代表する数寄屋師です。長年にわたる活動と功績により、現代の名工や京都府伝統産業優秀技術者表彰などを受賞されています。
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数寄屋建築へのこだわり
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こだわりポイント1:左官について
左官とは、昔、宮廷に出入りする大工のことを「右官」と呼んでいたことから、それに対して壁塗りの職人を「左官」と呼ぶようになったとも言われ、大工の次に重要な職方であります。
数寄屋建築において、竹小舞の土壁と、その下地を意匠的に見せた下地窓は茶室ではなくてはならない存在です。
当社では、京都より数寄屋専門の左官職人を招き、本物の茶室をご提案しております。
また、本炉壇の土を塗るのは数寄屋専門の左官の仕事です。本炉壇も内田工務店にお任せください。 -
こだわりポイント2:畳について
茶室には茶道をするための様々な決まり事があります。
最高の材料、最高の技術を使っても、その決まり事が守られた畳に仕上げないと 茶室の畳としては失格と言われてしまいます。
しかし残念ながら、そうした決まり事が守られていない御茶室の畳が多いのが現状です。当社は、京都より、代々と表千家不審菴出入りの畳職人を招き、本物の畳をご提案しております。 -
こだわりポイント3:表具師について
表具師とは、主に掛け軸の表装と御茶室の襖、障子の張り、屏風(びょうぶ)・ 腰張りなど「和紙」を使う職人です。
写真のような給仕口の紙張りができるようになるまでは10年の修行が必要と言われています。
当社では、京都より、裏千家今日庵出入りの表具師を招き、本物の襖・障子をご提案しております。 -
こだわりポイント4:空調について
数寄屋建築で、エアコンの器具は見せたくないものです。特に小間や広間の茶室にエアコンを設置してしまっては、せっかくの茶室が台無しになってしまいます。
内田工務店の数寄屋建築は、全館空調を採用しておます。天井裏にエアコン本体を設置し、ダクト配管にて各室の給気・吹出し口を設けます。
小間は、平天井と落天井の下り壁に吹出し口を設置し、広間等は、竿縁天井にスリットを設けて吹出し口とします。
茶室本来の雰囲気を大切にしております。
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